ストラクチャとSACL
spaceでは、受講者の学習上の所属を4階層でグループ化することができます。また、この階層にあわせて、メッセージやフォームなどの利用範囲のアクセス制限を行うことができます。
ストラクチャとは
Section titled “ストラクチャとは”spaceでは、以下の4階層でグループ化を行います。
- コース : 学習内容の違い
- レベル : 学習レベルの違い
- クラス : 管理単位や教室の違い
- チーム : 受講者同士の演習単位の違い
この4階層からなるグループ化の構造自体を、spaceでは「ストラクチャ」といっています。
コース・レベル・クラス・チームの4つを「ストラクチャ要素」と言います。
ストラクチャの作成は指導者以上ができます。作成方法は、こちら
ストラクチャ要素同士の関係
Section titled “ストラクチャ要素同士の関係”ストラクチャ要素同士には、かならず従属関係があります。
あるチームはあるクラスに、あるクラスはあるレベルに、あるレベルはあるコースに属しています。
どのコースにも属さないチームというものは作成できませんので、例えば「チーム分け」だけを使いたいときも、1つのコース・レベル・クラスを作成する必要があります。
ストラクチャ要素と受講者の関係
Section titled “ストラクチャ要素と受講者の関係”受講者は、1つのストラクチャ要素に所属することができます。 例えば、あるチームに所属したり、直接コースに所属することもできます。
受講者があるストラクチャ要素に所属すると、その要素の上位にも自動的に所属したことになります。 例えば、Aコースの中にBレベルがあるとき、受講者がBレベルに所属すると、AコースにもBレベルにも所属します。
受講者は自分がどのストラクチャに所属しているかを、自分のアカウントのプロフィールページでみることができます。また、他の受講者の所属も見ることができ、他の受講者は自分の所属を見ることができます。
ストラクチャ所属状態は、4文字の「所属コード」で表示されます。所属コードは、ストラクチャ要素の上位から4つを記号で表示したものです。(所属してない部分は*となります)
ストラクチャ所属状態の例
Section titled “ストラクチャ所属状態の例”ストラクチャ | 所属状態 |
---|---|
X*** | Xコースに所属している場合 |
AB** | Aコース、Bレベルに所属している場合 |
EDF* | Eコース、Dレベル、Fクラスに所属している場合 |
opqr | oコース、pレベル、qクラス、rチームに所属している場合 |
**** | どのストラクチャにも所属していない場合 |
SACLとは
Section titled “SACLとは”**SACL(ストラクチャACL)**とは、spaceのさまざまな機能を利用できる範囲を制限する時に、ストラクチャ所属を利用するための機構です。
例えば、フォーム機能で「あるコースの人にだけ回答して欲しい・見せたい」という場合に利用します。
各機能でSACLの入力が求められる場合、特に指定しなければ「すべて」を意味します(制限がかかりません)
「許可するストラクチャ所属コード(4文字の英数)を正規表現」で記載すると、許可する所属コードまでで機能を制限することができます。
SACLの例
Section titled “SACLの例”SACL | 意味 |
---|---|
S.* | Sコースの人だけに公開 |
SE.* | SコースのEレベルの人だけに公開 |
[SJ].* | SコースとJコースの人だけに公開 |
SERT | SコースのEレベルでRクラスのTチームだけに公開 |
.* | 全ての人に公開(SACLを指定しないときと同じ) |